鴉紋

その昔、太陽の中には「八咫鴉」(やたがらす)という三本足の鴉が住むといわれ、人を導く神とされてきました。
熊野本宮大社のご神紋もこの八咫鴉であり、四百年来、大山参拝の先導師しとして入山の先達を勤めてきた当坊の坊印にも、この「八咫鴉」が使われております。
………時の天皇(神武天皇)夜、夢みたまわく、天照大神、天皇に訓えまつりてのたまわく、「朕、今、八咫鴉を遣わす。
宜べ以て郷導者と為したまえ」と果たして、八咫鴉有り
空より飛び降る………云々
              『日本書紀』より。
神殿
古い歴史を持つ神殿が
今も残されています。

 
 
 
 
■ 八咫烏の由来 ■
日本書紀によると、『神々のお使い』であり神武天皇が天下統治のため紀の国の熊野に上陸した際に、荒れすさぶる(嵐の)中で道に迷った。
その時、日輪(太陽)の中の『天照大神』より「天から八咫烏を使わそう。
その八咫烏の飛び行く後ろに付いてきなさい」というおさとしがありました。
そうして無事山越えを出来たというまさに神のお導きという言い伝えが残されています。
 
■ 日輪の中に三本足の烏 ■
ルーツは中国で太陽の中に三本足の烏が住むと考えられ、太陽は烏によって空を運ばれるとも考えられていました。
烏の足を三本とするのは、日本では陰数の為、陽の数である『三』こそが太陽にふさわしいと考えられていました。
日本においても三本足の烏が太陽の象徴であると伝わったと推測されます。
 
■ 東学坊の坊印 ■
東学坊初代『権大僧都東学院乗眞』は紀の国から相模の国大山に移るとき熊野神社のご神紋である≪八咫烏≫を坊印にすることを許され、信者を導く御印(みしるし)として伝えられています。
 
■ 一口メモ ■
≪八咫烏は≫勝利を導くお使いとされ、サッカー日本代表のエンブレムにも使されています。



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